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介護ロボットの導入効果は?〜介護ロボットの導入支援及び導入効果実証研究事業報告書〜より

介護ロボットの導入効果は?〜介護ロボットの導入支援及び導入効果実証研究事業報告書〜より

人手不足が問題となっている介護ロボットの導入が進まない背景には、導入費用が高いということに加えて、介護ロボットに対する情報が不足しているという問題があります。

そこで本記事では、厚生労働省が発表した「介護ロボットの導入支援及び導入効果実証研究事業報告書」の情報をもとに、介護ロボットの導入で得られた効果について解説していきます。

介護ロボットの導入についてお悩みの方や、導入による効果に興味がある方はぜひ参考にしてください。

目次

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介護ロボットの導入効果・実証結果

厚生労働省は令和2年に「介護ロボット導入効果検証委員会」を設置し、介護ロボットの導入でどのような効果が得られるのか調査を行いました。

ここではその調査結果をもとに、「夜間見守り」「昼間業務」「排泄支援」「ICT活用による非接触対応」の4つの項目でどのような効果が出たかを紹介していきます。

夜間見守り

夜間見守り調査では、見守り機器の導入により夜勤スタッフの直接介護また巡回時間が減るのか?という観点で検証を行いました。

検証は、見守り機器未導入の施設と導入済みの施設両方が参加しており、「新規導入」「追加導入」「全床導入」の3パターンで検証が行われました。

見守り機器の新規導入・追加をした場合の調査結果では、直接介護また巡回に使った時間が平均で16分短縮されたことがわかっています。

また、見守り機器を全床導入した際の調査結果では、スタッフひとりで対応できる利用者の数が平均 35.2%増加したこともわかっています。

このことから、見守り機器の導入により一定の業務効率の改善が得られることがわかりました。

ただし、新規導入した施設や、介護ロボットの導入率が低い施設では時間短縮効果がそれほど高くないこともわかったため、見守り機器の操作など慣れる必要があることがわかります。

参照元:タイムスタディ調査結果

昼間業務

昼間業務の調査では、複数の介護ロボットおよびICT機器の活用で業務効率化、またスタッフの負担軽減ができるかを検証しました。

この調査では、介護ロボットやICT機器を導入している施設(熟練施設)とそうでない施設では、直接介護業務時間に約15%(30分ほど)の差があることがわかりました。さらに、ICT機器などを活用している施設は、文書作成やデータの記録にかかる時間が約20分ほど短いこともわかっています。

以上のことから、昼間業務でも大幅な時間短縮効果があることがわかりました。

また、スタッフへのアンケートでは、業務に対するストレスが低減しモチベーションの向上に繋がっていることもわかっています。

参照元:タイムスタディ調査結果

排泄支援

排泄支援の調査では、ベッドサインや排泄予測器などの活用でスタッフの負担軽減、また排泄の自立を促せるかを検証しました。

まず、スタッフの負担に関しては排泄ケアにあたる時間が1日5〜10分ほど少なくなり、心理的負担も排泄支援機器を導入することで低減することがわかっています。

次に、利用者の排泄を促す効果に関しては、尿漏れ回数が1日あたり1回減り(排泄予測器使用)、トイレでの排泄回数も平均して0.5回上昇するなど一定の恋化が見られました。

また、スタッフへのアンケートで業務内容等の変化について確認したところ、「遠隔から利用者の状況がわかる」や「排泄誘導がしやすくなる」といって声も上がっているため、業務効率の向上にも効果があるとわかります。

参照元:タイムスタディ調査結果

ICT活用による非接触対応

ICT活用による非接触対応の調査では、口腔ケアにおける歯科診療の負担軽減と質の維持ができるかについて検証しました。

まず、スタッフや診療所の負担に関しては、導入直後はシステムに慣れていないこともあり負担が増加したという声が挙がりました。しかし、2回目以降はシステムにも慣れ、業務負担が低減したという方が増える結果となったので、慣れれば業務負担の軽減に期待できると言えます。

また、診療所への送迎が必要なくなるので、スタッフの業務負担低減に効果があることもわかりました。

次に、診察や指導の質に関するアンケートでは、「今まで通りに相談できた人」と「今まで以上に相談できた」というスタッフが9割を超えていました。さらに、診察所の歯科医師も「今まで通りしっかりと指導ができた」という方が大半を占めていたので、診察や指導の質について問題は少ない結果になりました。

参照元:タイムスタディ調査結果

 

見守りライフは介護ロボット補助金対象

高齢者見守りシステム「見守りライフ」は、介護ロボット補助金の対象サービスです。

介護ロボット補助金とは、介護ロボットやICTサービスの導入に係る費用を補助する制度で、介護サービス事業者の指定又は認可を受けた施設は、補助金を活用して介護ロボットの導入が行えます。

見守りライフとは?

見守りライフとは、見守りセンサーや介護ロボットと連携して、介護者の負担軽減や業務効率化をサポートしてくれる高齢者見守りシステムです。

充実したサービスに加えて、導入時の設定やデータの活用方法などをサポートしてくれるため、初めて介護システムを導入する方でも安心して利用できます。

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