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転倒を予防する方法とは?高齢者が転ぶ原因と介護施設でできる対策を解説

転倒を予防する方法とは?高齢者が転ぶ原因と介護施設でできる対策を解説

高齢者になると、ちょっとしたつまずきが転倒につながり、場合によっては大きなケガにつながります。高齢者が転ぶ原因とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

高齢者自身が抱える原因は何なのか。また、外的な原因はあるのか。介護施設で可能な対策についても解説を加えていきます。

目次

  1. 1. 高齢者が転倒するとどうなる?
  2. 2. 転倒の原因は何?
  3. 3. 高齢者が転倒しやすい場所とは
  4. 4. 介護施設で高齢者の転倒を予防するには?
    1. 4-1. 健康な食生活を心がける
    2. 4-2. 転倒予防の運動
    3. 4-3. 事故の原因をなくす
  5. 5. 転倒予防には見守りライフを

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高齢者が転倒するとどうなる?

高齢者の転倒は非常に危険です。若い頃に比べて筋肉や骨がもろくなっているため、簡単に骨折や頭部外傷といった大きなケガをしやすくなるからです。

昔ならばすぐに治ったケガも、若い時に比べて回復までに時間がかかります。すると安静にしている期間が長くなり、その間に体力や筋力が衰えて、そのまま寝たきりになる人も少なくありません。

 

転倒の原因は何?

転倒の要因は、大きく分けて2つあります。1つは高齢者自身の内的な要因。もう1つは、生活する環境などの外的要因です。

高齢者自身が抱える要因

・加齢による身体機能や注意力の低下
年齢を重ねると、身体機能が徐々に落ちていきます。視力そのものが落ちたり、視野が狭くなったり。また感覚が鈍くなったり、注意力がなくなったり。身体の柔軟性や瞬発力も衰え、筋力が低下するため、全身のバランスを崩しやすくなります。若い頃のように咄嗟の反応ができなくなり、スムーズな動きがしづらくなることで、転倒してしまうことも多いでしょう。

・運動不足
運動不足も転倒を招く原因になります。体を動かす機会が減ると、運動機能や感覚機能が衰えます。すると関節の動きが鈍くなり、筋力もどんどん弱まる悪循環に。さらに外出が減って下半身の筋力が落ちると老いが加速し、負のスパイラルに陥ってしまいます。身体機能の維持を目指し、日頃からこまめに身体を動かしましょう。

・病気や薬の影響
パーキンソン病や、パーキンソンの症状が現れるレビー小体型認知症、脳卒中などは、転倒しやすくなります。その他、薬の副作用で足元がふらつき、立ちくらみなどを誘発することもあります。複数の薬を服用している人は、できるだけ周りの人が飲み合わせを気をつけるようにしましょう。

外的要因

生活の環境要因としては、足元に気をつけたいものです。家の中に段差はないか、部屋の足元に物が置いていないか。転倒しないように、つまずく要素を予め取り除いておきましょう。

 

高齢者が転倒しやすい場所とは

高齢者が転倒しやすい場所は、主に4つあると言われています。

・段差のある場所
・床が片付いていない場所
・暗い場所
・足元が濡れている場所

・段差のある場所
建物の敷居などの小さな段差でも、高齢者はつまずくことがよくあります。小さな段差があると思わなかった、見えていなかった、自分が想像していた以上に足が上がっていなかった。こういったことが理由で起きます。また階段などの大きな段差は、踏み外すことで大きく転倒することもあります。

・床が片付いていない場所
床に物が散乱している場所は注意が必要です。床上の新聞や雑誌で足が滑ったり、電気コードに引っかかってつまずいたりします。部屋は常に整理整頓を心がけ、床に物がない状態を保つようにしましょう。

・暗い場所
加齢によって視力が落ちている高齢者が多いため、室内外>問わず、暗い場所は転倒の危険性があります。暗い場所では足元が見えにくいことから、視野も狭まり、物につまずいて転倒する危険性が高まるでしょう。

・足元が濡れている場所
これも室内外問わず、床や地面が濡れている場所はすべりやすいため、用心が必要です。室内では台所や風呂場などの水周り、屋外では雨の日のマンホールやタイルの上を歩く場合は、気をつけましょう。

 

介護施設で高齢者の転倒を予防するには?

それでは介護施設で高齢者の転倒を予防するには、どのような対策があるでしょうか。順番に見ていきましょう。

健康な食生活を心がける

高齢者は骨のもろさが転倒や骨折につながります。骨の強度が落ちて、骨粗鬆症のように骨がスカスカになると、骨折しやすさに拍車がかかります。それを食い止めるためには、食生活に気をつけることです。骨を構成するのに充分なカルシウムを適切に摂取し、栄養バランスの良い食事を心がければ、丈夫な骨の維持に役立ちます。

転倒予防の運動

足を使わないと一気に身体機能は落ち、転倒などの事故が起こると言われています。下半身の筋肉を維持するための体操は、転倒予防に効果的です。

・かかとを上げてつま先立ちながら、ゆっくりとかかとを下ろす動作を繰り返す。立位が不安定な人は、椅子の背もたれなどを掴んで行いましょう。

・立位で両手を腰に置き、片足ずつゆっくりと大きく前に踏み出します。太ももが床と水平になるくらいまで腰を下げ、そこから上半身を上へ押し上げ、踏み出した足を元に戻し、反対側の足でさらに動作を続けます。

事故の原因をなくす

介護施設で床に物を置くことは、電気製品以外でほとんどありません。しかし転倒事故が起きやすいのは、職員や入居者の足が電気コードにかかった場合です。特にベッドへの移乗の際、職員の足元が見えていない場合、ふたりとも倒れてしまうことがあります。

施設内では、ベッドの足元にセンサーマットが置いてあることが多いでしょう。これは床を踏むと、入居者がベッドから起き上がったことを知らせるマット型のセンサーです。コードレス型は値が張るせいか、施設で広く導入されているのはコード型のセンサーマットです。

転倒防止のために導入したセンサーマットのコードで、入居者が足を引っ掛けてしまっては元も子もありません。また、センサーマットは足元に設置して使用するため入居者がセンサーを避けようとして転倒する危険性も高いです。足元の危険をできるだけ取り除くため、コードレスタイプや床に敷くタイプ以外の離床センサー使用が望ましいでしょう。

 

転倒予防には見守りライフを

トーテックアメニティの「見守りライフ」は、ベッド脚下4カ所に敷く荷重センサーです。センサーマットは、入居者が自室の床にあるマットに足を触れないと、スタッフに通知されませんが、「見守りライフ」はそれよりもはやい「動き出し」「起き上がり」「ベッド端で坐位」のタイミングで職員のスマートフォンやPHSに通知することができます。

「見守りライフ」はベッド上の荷重分布体動を見ているため、状態の検知が速く・正確です。そのため、検知された状態から入居者が次にどの動きをするのか、職員の予想もしやすいのが特徴です。

転倒という最悪のリスク回避のみならず、特に夜間帯でスタッフの無駄な訪室がなくなるのは施設側にとっても喜ばしいことでしょう。入居者、職員の双方に安心をもたらす「見守りライフ」をぜひ一度試してみませんか?

転倒防止のために導入したセンサーマットのコードで、入居者が足を引っ掛けてしまっては元も子もありません。足元の危険をできるだけ取り除くため、コードレスタイプの離床センサーの使用が望ましいでしょう。

 

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