見守りライフで「職員の負担軽減」と「利用者様の安心・安全」を両立
株式会社優心 住宅型有料老人ホーム セカンドライフ 様
お話を伺った方
株式会社優心
住宅型有料老人ホーム セカンドライフ
臼井様
導入前の課題
- 居室間の移動が多く、特に夜勤職員は施設内を走り回らなければならない状況だった。
- マットセンサーでは利用者様がセンサーを避けたり、躓いてしまったりするなどの課題があった。
- そのため、離床センサーを使用すること自体が職員・利用者様どちらにとっても負担となっていた。
導入効果
- 夜勤職員の訪室で利用者様が目を覚ますことがなくなり、十分な睡眠がとれるようになった。
- 転倒事故の回数が減少した。
- 見守りライフが取得したデータを活用することで、生活リズムの改善につながった。
ご家族の反応
- 危機管理ができている施設だと感じ、安心して入居頂けている。
導入前の課題
きっかけは増床による職員の負担増
見守り機器の導入を検討し始めたのは、15床だった居室を20床に増床したタイミングです。そのきっかけは増床により居室間の移動が増えたことで、特に職員数が少なくなる夜勤帯に職員が施設内を走り回らなければならない状況になったことでした。
当時は転倒リスクの高い利用者様にはマットセンサーを使用していました。しかしながらマットセンサーは、利用者様がセンサーを避けたり躓いたりする等の課題があり、職員の負担軽減には力不足でした。このような課題を抱えていた頃、足を運んだ展示会で見守りライフに出会いました。
見守りライフはベッドの脚4点に設置した荷重センサーがベッド上の状態を検知するため、ベッドのどの位置に利用者様がいるかが分かります。もちろん他メーカーの見守り機器も比較検討したのですが、見守りライフは誤報が少なく、またその仕組みが転倒・転落防止に効果が高いと感じ導入を決めました。 加えて、私たちの課題解決に向けて営業担当の方が親身になって対応してくれたことも決め手になりました。
導入効果
転倒事故防止にはカメラによる見守り
見守りライフを導入してからは職員の負担が減っただけでなく、利用者様にも良い効果が出ています。
見守りライフはベッド上の利用者様の状態をパソコン画面で確認することができるため、夜勤職員は訪室せずに利用者様が眠っていることを確認できます。そのため利用者様が職員の訪室で目を覚ますことがなくなり、しっかりと睡眠がとれるようになりました。 職員も夜間に施設内を走り回る必要がなくなったため、導入前と比べるとかなり負担が軽減されています。
また、転倒リスクの高い利用者様にはカメラ機能も活用しています。動作が速い利用者様の場合、『動き出し』のタイミングで通知を設定し、カメラの映像で状態を確認することで訪室の要否を判断しています。さらにはナースコールの通話機能を併用し、職員がカメラの映像を見ながら、遠隔で利用者様に動き方を伝えるといったアシストも可能になりました。 こうした運用で転倒事故の回数は確実に減少しています。 また、職員が訪室しなくても利用者様とコミュニケーションが取れるため、利用者様の自立支援にもつながっています。
データ活用で生活リズムを改善
見守りライフはリアルタイムに利用者様の状態を確認できるだけでなく、取得した過去のデータをグラフ化する機能があります。
例えば、利用者様の夜間のトイレ回数をグラフから読み取ることができます。利用者様が「夜はトイレに行っていない」と言っていたとしても、グラフから離床回数が多いことが読み取れれば、実際にはトイレに「行っていた」と推測できるのです。 他にも、グラフから昼寝が多いことが確認された利用者様には、日中の散歩など外に出ることを促すことで生活リズムの改善につながります。
データを活用することで昼間は利用者様との関わりを増やし、夜間は利用者様の睡眠を妨げない見守りに加えて職員の負担軽減を実現できています。
ご家族の反応
危機管理ができているから安心して入居できる
入居時に利用者様とご家族に、見守りライフの使用方法について説明をしています。転倒リスクの高い利用者様にはカメラ機能の使用を提案し、使用するかどうかは利用者様とご家族に判断して頂きます。
ご家族と一緒に見守りライフの使用方法について共有・検討することで、危機管理ができている施設だと感じて頂けています。 こうした当施設の取り組みに対して、ご家族には安心して入居を決めて頂くことができ、経営面でも良い影響を与えてくれています。