見守り業務を人からカメラへ! 夜間巡視の半減で業務効率UP
医療法人立星会 介護老人保健施設甲府南ライフケアセンター 様
お話を伺った方
医療法人立星会
介護老人保健施設甲府南ライフケアセンター
右:五味事務長
左:宮川主任
導入前の課題
- 職員が4階建ての3つの異なるフロアに分かれて従事しており、環境的に生産性の向上が難しかった
- 夜間帯は各階に介護職員が1名のみの配置のため、職員に大きな負担がかかっていた
- 床マットセンサーでは、職員が急いで駆けつけても転倒・転落事故が発生することがあった
導入効果
- 1時間に1回の定期巡視を見守りライフに置き換えることで、夜間巡視時間が半減
- 削減された巡視時間を、間接業務に充てることで業務を効率化
- カメラ映像の活用で、不用意な干渉を避けつつ、適切な距離感を保った見守りを実現
導入前の課題
フロア分散による連携の難しさと夜間の人員不足
当施設は4階建てのため、職員が3つの異なるフロアに分かれて従事しており、環境的に生産性の向上が難しいという課題を感じていました。特に夜間帯は各階に介護職員が1名の配置となるため、職員に大きな負担がかかっていました。これらの課題を解消し、職員の精神的・身体的な負担軽減を図ることを目的に見守りライフの導入を決めました。
導入効果
カメラによる巡視で夜勤のストレスを軽減
見守りライフの導入により、スマートフォンから全ての利用者様の状態をひと目 で確認できるようになり、導入前と比べて夜間巡視にかかる時間は半減しました。 以前は1時間に1回の定期巡視を行っていましたが、現在は基本的に見守りライフのピクトグラムとカメラ映像の確認により巡視が完結しています。 夜間に動きがある利用者様については、見守りライフからの通知を受け取った際にカメラ映像で様子を確認し、必要に応じて訪室・介助を行う運用に変更して対応しています。
見守りライフ導入前後に、職員に向けて実施したアンケート結果によると、夜勤時にストレスを感じている職員の割合が導入前と比べて17%も減少し、半数近くの職員がストレスを感じることなく業務に従事できていることがわかりました。 さらに、削減された巡視時間は、パット交換などの排泄介助や記録といった間接業務に充てることが可能となり、夜勤業務全体の効率化につながっています。
また、カメラ映像は入所間もない自立度の高い利用者様に対しても有効です。不用意な訪室による干渉を避けつつ、適切な距離感を保った見守りができるため、利用者様のストレス軽減と質の高いケアの実現に寄与しています。
カメラ映像でコール対応の判断をサポート
同時に複数のコールが鳴った際の優先順位付けにおいても、見守りライフが役立っ ています。見守りライフは、通知のタイミングを「動き出し」「起き上がり」「端座位」「離床」から設定できるため、利用者様の状態に応じた柔軟な見守りが可能です。加えて、通知の精度が高く、その速度もリアルタイムに近いため、複数の通知が同時に発生した場合でも、それぞれの利用者様の状態をカメラ映像で即座に確認して、優先順位を判断した上で適切な対応ができるようになりました。
導入施設からのメッセージ
今後の施設運営には見守りシステムは必要不可欠
生産年齢人口が減少していく日本社会において、介護施設には見守りライフのようなシステム導入が、今後の施設運営において必要不可欠であると感じています。職員の業務負荷の軽減だけでなく、生産性の向上や利用者様の安全確保にも貢献できるシステムであり、今後は介護施設のスタンダードになっていくと思っています。国も介護報酬加算などを通じて、こうしたテクノロジーの導入を積極的に推進しているのもその証拠だと思います。