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「スタッフの負担軽減」と 「子どもの未来へ」語りかける仕組みへ

練馬区社会福祉事業団 田柄特別養護老人ホーム 

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お話しを伺った方

練馬区社会福祉事業団
田柄特別養護老人ホーム
鎌田介護係長(左)
中迫施設長 (右)

手頃な価格で確かな安全を

かねてより当施設では、スタッフの精神的・身体的な負担軽減を目指して様々な取り組みを行ってまいりました。過去にも、いくつかの介護ロボットや福祉機器の導入を試行し「本当に現場で必要な機器は何か」と検討を重ねてきました。

見守りライフの導入以前は、センサ数と種類が不足しており、主にマットに足をつくと反応するタイプの離床センサを利用していました。
しかし、センサの反応を聞きつけスタッフが駆けつけた時には既に入居者が離床していたり、場合によってはベッドの脇で転倒していたりするなど、センサ効果は限定的であり、事故の未然防止の観点では課題となっていました。

様々な製品を試行錯誤している中で出会ったのがトーテックさんの見守りライフでした。
デモを見て、端座位など今までのセンサで検知できなかった“離床前”の動きを知ることができる点や、生活リズムのグラフから入居者の様子を振り返ることができる点に非常に魅力を感じました。
また見守りライフには買取りだけでなくレンタルプランもあるため、本当に必要かどうかを現場で試しながら、必要な入居者の方を選定していくことができます。
結果的に当施設では14台を導入することになりましたが、必要な時期が終わったら台数を変更できる点はありがたいと考えています。

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業務効率化を目指した意識改革

現場では導入直後、「機械に頼るより、自分たちで対応したほうが速い」という考えが根強く、スタッフが見守りライフを活用した業務に慣れるまで時間を要しました。
見守りライフは、起き上がりや臥床といったベッド上の入居者様の様子をパソコンの画面で確認できますが、当初、スタッフの中では「機械の反応が正しいのか」「信用しても大丈夫か」と疑う気持ちもあった様です。
例えば、あるスタッフはセンサからの通知後、パソコン画面上で状態を確認し「訪室の必要がない」と判断できたとしても、「心配だから」という理由で無条件で訪室していました。
もちろん間違った対応ではないのですが、「業務効率化」という導入意図とは異なります。
そのため、「ナースコールが鳴ったら居室へ行くのが今までのセンサであり、画面で訪室が必要か否か判断できるのが見守りライフ」とスタッフに伝え、「見守りライフを活用し、それに加えて私たち介護士にできることは何かを考えることが業務改善につながる」と意識改革を進めることで、徐々に見守りライフを使いこなせるようになりました。

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導入当初は、ナースコールが頻繁に鳴ることを防ぐため、夜間の見守りが特に必要な入居者やショートステイの利用者を対象に見守りライフを設置しました。
見守りライフは、ベッド上のリアルタイムの動きがわかるだけでなく、過去の生活リズムデータを確認できます。
夜間、なかなか寝付けずに頻繁にナースコールを鳴らしていた入居者の方の生活リズムを分析したところ、2~3時間ごとに覚醒し、トイレに行くといった傾向が見えてきました。
この傾向がわかったことで、夜間に眠るためのアプローチや個別ケアができるようになり、その方は夜間にぐっすり眠れるようになりました。
また、入居者様ごとのナースコールが鳴るタイミングについて、ある程度の予測できるようになったことで、スタッフも精神的に余裕を持てるようになりました。
見守りライフで取得できるデータはグラフや数値でわかりやすく、ベテランスタッフだけでなく全員に情報共有を行うことで、新人スタッフへの教育でも活用しています。

 

 見守りライフへの要望

見守りライフを使いこなせるようになり、「効率よく仕事をするために様々な機能が欲しい」といったスタッフからの意見も出てきました。
例えば、見守りライフを他の入居者様へ設置移動させる際、もっと簡単に設置ができると使いやすいのではないかと感じています。
また、カメラと連携できるようになると、万が一、入居者様が怪我をされた際に、より精度の高い原因究明ができるのではないかと考えています。
現在、当施設ではPHSとインカムを使用して情報共有を行っていますが、将来的には見守りライフを含め様々なシステムが連携され、ナースコールの確認・スタッフ間の情報共有や外部との連絡がスマートフォン1台で完結できるようになることが理想ですね。

介護の未来につながる仕組みへ

介護業界は、少子高齢化に伴い人材不足が非常に大きな課題となっています。
人のぬくもりや優しさが、「仕事としての介護」の醍醐味ではありますが、それだけでは現場が成り立たなくなってきているのが現実です。
未来を支える子どもたちが「介護に携わりたい」と思えるように、介護現場も働き方を変えていかなければなりません。
スタッフが負担軽減を実感できる働き方改革を推進するためにも、この見守りライフをはじめとする様々な機器を活用して、介護現場が「介護を受ける人」にも「介護をする人」にも優しく、そして喜びのある場所となれるようになってほしいと考えています。

担当者より

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様々な製品を試された中で、『見守りライフ』をご導入いただきありがとうございます。
お話しにもありましたが、見守りライフは販売だけでなくレンタルでの導入が可能です。
介護ロボットは高価な上に、新しい仕組みのものが次々と開発されている状況のため、なかなか導入に踏み切れない施設様もいらっしゃる様に伺っています。
弊社では、1台からレンタル可能ですので、状況に応じて必要な台数を選択頂けるため気軽に導入頂けます。
介護ロボットが気軽に導入できることで、現場の方の負担を軽減でき、その結果、子供たちが「介護に携わりたい」と思える現場作りの一助となれば幸いです。

トーテックアメニティ株式会社
ネットワークソリューション事業部 見守りライフ推進室 岩﨑

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