危険予知の強化により確かな安心安全を

当施設では以前、特に転倒リスクが高い入居者様を対象に床マットセンサーを使用し行動を把握していました。コールがあれば最優先でその方の対応をするよう努めていましたが、通知を聞きすぐに訪室してもケアが間に合わないケースが多く、実際に転倒転落事故も発生していました。他にもリネン交換の際などでセンサーが鳴らないよう電源を切った後に入れ忘れてしまい、転倒・転落に気付かないというケースもありました。

職員からも、センサーの反応がとても良く入居者様ごとに通知タイミングを簡単に変更できる点が便利という声が上がっており、転倒転落事故防止に十分な効果を実感しています。
例えば、足がベッドからはみ出てそのままずり落ちてしまうタイプの入居者様は、以前使用していたセンサーではベッドから転落してからでないと反応しなかったため緩和マットを併用しながらずり落ちてしまうことを前提で対応していました。しかし、見守りライフ導入後は「動き出し」で通知するよう設定し、動きがあれば訪室するようにしたことでその方の転落事故はなくなっています。
他にもリネン交換の際などでセンサーが鳴らないよう電源を切った後に入れ忘れてしまうケースが発生していましたが、見守りライフは自動復旧する一時停止機能があるためスイッチの入れ忘れが原因で転倒転落に気付かないという心配がなくなりました。このような現場目線の機能はスタッフの安心にもつながっています。　
また、見守りライフから取得したデータは、睡眠リズムを把握するための目安として活用しています。何時ごろに寝たのかなどベッド上での生活の様子が一目でわかるため不眠の把握や根拠となり得ますし、医療にもつながると考えています。