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「危険予見の強化」と「負担軽減」を目指して

社会福祉法人 東京有隣会 特別養護老人ホーム 第2有隣ホーム 

お話しを伺った方

社会福祉法人 東京有隣会
特別養護老人ホーム第2有隣ホーム
山﨑介護長

安全の担保が可能な機器を求めて

当ホームでは以前より、マットセンサや赤外線センサなど様々なセンサを使用してきましたが、カーテンの揺れに反応してしまう・転倒転落事故が防ぎきれないなど課題がありました。また、介護業界の動向や今後を見越し、早い段階でICT機器を導入してスタッフが使いこなすことができるようになる必要があると考え、スタッフの負担軽減ができる良い製品はないかと探していた時にトーテックアメニティからのDMを拝見し、見守りライフを知りました。

デモを見て、施設既存のナースコールと連動できる点にメリットを感じました。以前試したセンサはスマートフォンへの通知のみであったため、スタッフはナースコール用のPHSとセンサ対応用のスマートフォンの2台を持ち歩かなくてはならず、不便という声がありました。その点、使い慣れたPHSを活用することで新しい機器に慣れるまでのハードルが下がりますし、施設の無線環境が脆弱でも導入できます。また、センサの反応スピードが速く危険予見の強化が可能であると感じ30台導入に至りました。

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見守りライフを活用した業務

実際に導入し、入居者様の安全の担保に十分な効果を感じています。見守りライフは、起き上がりで通知をする・端座位で通知をするなど入居者様の行動パターンに合わせて通知設定できるので、動きにいち早く気付きその方に合ったタイミングで対応できるようになりましたし、万が一事故が発生してもセンサが集めたデータを活用し事故原因が探れるようになりました。ある利用者様を例に挙げると、以前は3ヶ月の間に5~6件発生していた転倒事故が、導入後は1~2件に減少しています。

また、「コールが鳴ったら駆けつける」ではなく、「画面で状況確認をして判断する」とスタッフの意識も変わってきています。当ホームでは自立度の高い入居者様にも見守りライフを設置していますが、中には夜間帯の排泄介助を嫌がる方もいらっしゃいます。そのような方に過度に関わることなく見守ることができるようになり、入居者様・スタッフ双方の心理的負担が軽減されたように感じています。同様に、感染症対策のためスタッフとの関りを最小限にしたい入居者様へ、生活リズムを見守るために設置したこともありますが、「画面で状況確認をして判断する」ことにより訪室回数を削減することができました。

とはいえ、導入直後は本当に機器の反応が正しいのか、信用して大丈夫なのかと疑う気持ちもありました。このような機械に不慣れなスタッフも多く、ケーブルが抜けていることが原因で動かないなどちょっとした不具合に対応できないケースもあり、機械に対する抵抗感が課題でした。導入後もトーテックさんに何度か使い方をレクチャしていただいたり、自分たちで画面を見ながらデータを確認する中で精度の高さを実感し、現在では「転倒リスクが高い方には見守りライフ」という認識です。トーテックさんは説明もわかりやすく、疑問点や不具合があった際はすぐに対応していただけるので、今後もサポートをお願いしたいと考えています。

見守り機器を設置するにあたり、「見張られている感覚」がないように演出するのも大切だと考えています。見守りライフはベッド脚の下にセンサがあるため、利用者様目線では機器を設置したことによる変化はありません。ご家族からも、精度が高く自然に見守ることができるセンサを設置していることを喜んでいただいています。客観的な生活リズムデータをご家族に開示することも可能ですので、安心につながっています。

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 見守りライフへの要望と今後の展望

「こうなればもっと使いやすい」という要望も使い慣れるにつれて見えてきます。例えば、センサにつながるケーブルが1本にまとまるといいなと感じています。トーテックさんからベッド下にケーブルが通ることを事前に説明していただき、納得したうえで導入していますが、やはり掃除とベッド移動のしづらさを感じるので改善できればもっと使いやすくなるのではないでしょうか。また、利用者様の荷重を検知するという特性上、入居者様がベッドの端で寝ていると端座位と判定されてしまうケースがあります。トーテックさんに教えていただきながらセンサを微調整しているところですが、もっと簡単に調整できれば使いやすいと思います。

当ホームは改築を予定しており、その際に見守りライフの全床導入を検討しています。ICT機器を積極的に活用することにより、スタッフの働きやすさにつながればよいと期待しています。介護業界全体の課題ではありますが、将来的には介護ソフトやセンサ機器等の横のつながりができ、トータルコーディネートできるようになると理想的ですね。

担当者より

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見守りライフについて高評価をいただきありがとうございます。 「転倒リスクが高い方には見守りライフ」という認識が浸透されていると伺い、嬉しい限りです。 また、課題に挙げて頂いた介護ソフト連携ですが、様々なメーカと順次連携を進めていく予定です。
今後も現場スタッフの皆様、利用者様のお役に立てるよう、システムの改良に努めてまいります。

トーテックアメニティ株式会社
ネットワークソリューション事業部 見守りライフ推進室 岩﨑

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